コックコート生地|素材の選び方

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コックコート生地|素材の選び方

コックコート素材の選び方

お客様からよく受けるご相談で
「白いコックコートがたくさんあるけど、どう違うの・・?」
といった言葉をよく耳にします。
私どもやメーカーは“お客様もある程度詳しいだろう。
とたかをくくってほとんどのカタログでは詳しい説明を省略しております。

なので、今回はコックコートを選ぶのが難しいと感じているお客様に向けて

コック服の生地を最適に選ぶポイントについてお話ししたいと思います。

目次

  1. 生地の素材にこだわったユニフォーム選びを
  2. 綿とポリエステル素材の違いについて 2-1. 綿(コットン)の特徴 2-2. ポリエステル コックコートの特徴 2-3. ポリエステルと綿 ( コットン ) の混紡の特徴
  3. シチュエーションに合わせた生地を選ぼう

生地の素材にこだわったユニフォーム選びを

生地の素材にこだわったユニフォーム選びを

コックコートを選ぶときに『 素材 』を意識して選んでいますか?

そうです。綿とかウールとかポリエステルなどが素材です。
素材ごとの特徴を知っていると、厨房などでも快適に作業を進めることが出来ます。

コックコートに使われている素材は、おもに3つ

今回は、こちらの3つの特徴とおすすめ商品について紹介していきたいと思います。

綿とポリエステル素材の違いについて

まずは知っているようで知らない綿とポリエステルの基本からおさえましょう。

綿は衣類でもっとも使われている繊維です。綿花の種子からとれる繊維を綿と呼びます。
綿は植物からとれる天然の繊維でナチュラルな着心地の良さが特徴です。
一方のポリエステルは化学繊維の中でもに石油・石炭などを原料につくられた合成繊維です。
ポリエステルは軽くて丈夫なことが特徴です。


コックコートに使われているのものの多くは、
『綿(コットン)素材』『綿とポリエステル混紡(こんぼう)』したものになります。

綿(コットン)の特徴

綿(コットン)の特徴

  • 特徴1︓吸水性・通気性

    綿の大きな特徴として吸水性・通気性に優れていることが挙げられます。天然繊維の中には綿よりも優れた吸水性を持つ素材もありますが、化学繊維と比べるとはるかに優れた吸水性を持っています。また綿は外へ水分を発散するので通気性が良いのです。

  • 特徴2:心地よい肌触り

    綿はもともとが種子を守るための繊維ですので、ザラザラ・チクチクとした肌触りはほとんどありません。
    天然素材で保湿性が高く心地よい肌触りです。また歴史も長く天然繊維という安心感もあり最も多く衣類に使われる素材でもあります。その一方でシワになりやすかったり、水分を含むと乾きにくいというデメリットもあります。

  • 特徴3:火や耐熱性に優れている

    綿は鍋つかみ・ミトンに使われている程、耐熱性に優れた素材です。
    耐熱性に優れているだけでなく、熱にあてても繊維が溶けたり軟らかくなりずらいことも特徴の1つで火などを取り扱う厨房シーンではぴったりの素材です。

  • 特徴4:丈夫なため長持ちして、アイロンがけもしやすい

    綿は強度が強い繊維のため長く愛用できます。水に濡れるとさらに強度が増すので、洗濯を繰り返しても傷みにくい特徴もあります。さらに熱にも強いので、しっかりとアイロンをかけても大丈夫です。

  • 特徴5:夏は涼しく、冬には暖かく感じることができる

    綿繊維の構造は中心に空洞があります。なので夏には、水分を吸収して外に発散し、その際に体から熱を奪うことで涼しく冬には、空洞に空気を含むことで、外部に熱が逃げないようにして暖かくという仕組みができています。 そのため、オールシーズン活躍できる素材なのです。

メリット

  • 吸汗性や通気性に優れている
  • 火や熱に強く、安全性が高い
  • 保湿性が高く、心地よい肌触りであること
  • 生地が丈夫で長持ちしやすい素材
  • 体温調整がしやすい。暑い調理場や、寒い調理場でも通年通して着用できます

デメリット

  • 合成繊維に比べシワになりやすく、洗うと縮みやすい
  • 水分を含むと乾きにくい
  • 合成繊維と比べると価格が高い

おすすめ!火に強い綿100%コックコート

ポリエステルの特徴

綿(コットン)の特徴

  • 特徴1︓洗濯によるや縮みが少なく、濡れても早く乾く特性

    ポリエステルの大きな特徴としては、水で濡らしても縮みが少なく、早く乾くところです。なので毎日使う作業服などは洗ってからすぐ使えイージーケアなのでおすすめです。

  • 特徴2:シワになりにくい

    ポリエステルは、シワになりにくく型崩れもしにくい素材です。アイロンがけが不要なくらいシワになりにくいので、扱いやすいのが特徴になります。弱点は静電気を帯びやすいこと、毛玉ができやすいこと、通気性に劣ることなどでしょう。

  • 特徴3:火や熱には弱い

    ポリエステルはいったん火がつくと一気に火が燃え広がり、大火傷を負う危険性があります。なので、火や熱を扱う厨房で使うのはあまりお勧めできません。接客やホールの火を扱わない方におすすめの素材になります。

  • 特徴4:軽い

    他の合成繊維に比べて極端に軽いわけではありませんが、天然素材と比べると格段に軽い素材です。そのため衣類はもちろん、バッグなどの強度が必要なアイテムにも多く使われています。

  • 特徴5:リーズナブルな価格帯

    ポリエステルは原料が手に入りやすく、世界中で流通するほど安く、様々な用途で扱いやすい素材です。

  • 特徴6:虫やカビに強い

    ポリエステルはカビや虫、また油類・薬品などにも強い繊維です。衣替えで使わない時期でも虫食いの心配が少なく、清潔さを保ちやすい素材だと言えるでしょう。 その他、ポリエステルは軽いので仕事着として快適に着用でき、プリーツ性がある(折り目がとれにくい)ので、スーツのパンツなどにも多く用いられます。日光に当たっても変質しないなど、たくさんのメリットがあります。

メリット

  • 縮まず、濡れても早く乾く
  • イージーケア(シワになりづらく、毛玉が出来にくい)
  • 綿と比べると価格が安く、軽い素材
  • 虫やカビに強い

デメリット

  • 火や熱に弱い
  • 静電気を帯びやすく通気性については劣る
  • 汚れが吸着しやすい

おすすめのポリエステルコックコート

ポリエステルと綿(コットン)の混紡の特徴

ポリエステルと綿(コットン)の混紡の特徴

綿とポリエステル繊維の割合によって生地の素材感は違いますが、
今回は、ポリエステル65%綿35%の割合で合成された繊維についてお話ししたいと思います。

ポリエステルと綿の混紡(こんぼう)は、綿とポリエステルの良い点をかけ合わせたような生地になっているといいます。
※混紡(こんぼう)とは…異なった繊維を混ぜて糸を紡いだ生地のことです。

ちなみに、ポリエステル65%綿35%の割合で合成された繊維は着心地が良く、乾きやすく、シワになりにくいため、「黄金ブレンド」と呼ばれたそうじゃ。

企業ユニフォーム用途では、ポリエステル65%/綿35%の割合の生地が非常に多く使われます。

なぜ、ポリエステルと綿を混紡が多く使われているかというと。
綿が持つ吸水性・通気性と、ポリエステルが持つ耐久性やシワへの強さなどの特徴が融合する結果、非常に使い勝手が良く、取り扱いやすい生地に仕上っているからです。

近年では、特殊な機能的を持ったポリエステルの多い生地も増えて機能のバリエーションが多いのも特徴です。

混紡の割合は、「肌触りを重視したい」「イージーケアにしたい」など、
優先したい機能を考えて決めるとよさそうですね。

ポイント

  • ポリエステル 65% /綿 35% の割合の生地は、バランスが良く扱いやすい生地です。
  • ポリエステルと綿(コットン)の割合を自分の求めてる機能に合わせて決める事をおススメします。

おすすめのポリエステルと綿(コットン)の混紡コックコート

シチュエーションに合わせた生地を選ぼう

ここまで、沢山お話してきましたが

重要なことはシチュエーションに合った生地を選ぶことかと思います。

厨房で火や熱を扱う方や、肌の弱い、着心地にこだわったいる方などは綿100%

ホールや接客など、火を扱わない方やスタイリッシュな
コックコートを求める方は、ポリエステル100%

オールマイティに着たい方は、ポリエステルと綿の混紡(こんぼう)素材を
割合や機能を考えて選択していくとよいかと思います。

弊社、通販サイトでは150着以上のコックコートを販売しております!
お客様にぴったりのコックコートが見つかると思いますので、ぜひご覧ください!

カテゴリ: 飲食店ユニフォーム豆知識
UPDATE: 2020/12/07

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